オーストラリア ワーキングホリデー情報(基本知識編)
本日は、オーストラリアの基本知識をお話しします。
正式国名
COMMONWEALTH OF AUSTRALIA(コモンウェールズ・オブ・オーストラリア)
形式上は、エリザベス女王に任命された「総督」(GOVERNOR GENERAL)が、連邦、及び各州にいて統治されることになっていますが、実際には下院・上院の二院制のよる、議院内閣制です。
複数の政党がありますが、保守派の自由党と、社会民主主義派の労働党の二大政党です。ユニークなのが、オーストラリアでは、選挙への投票が義務化されており、正当な理由なく投票にいかない場合は、その有権者に対し罰金刑が下る点です。
ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、クイーンズランド州、西オーストラリア州、タスマニア州、南オーストラリア州、キャンベラ首都特別地域、ノーザンテリトリー準州の6つの州と2つの特別州からなり、それぞれ高レベルの自治権を持っています。
首相
2015年3月時点での首相は自由党のトニー・アボット 氏。
面積・地勢
約761万平方キロメートル、海岸線の総延長は34,000キロメートルに達し、日本の国土の約21倍の広大な国土を持っています。インド・オーストラリア・プレートに乗り、周りをインド洋、太平洋に囲まれています。オーストラリア北東部には、全長2000キロに及ぶ世界最大の珊瑚礁群のグレートバリアリーフが広がっています。東部、北部を除き、国土の多くは「アウトバック」と呼ばれる砂漠地帯、灌木地帯が広がっています。
国旗
オーストラリア国旗左上に英国のユニオンジャック、右側の5つの星は、南十字星。
ユニオンジャックの下の星は、七稜星、連邦を表す。
1953年の国旗法により、現在の国旗が定められました。
国歌
「アドバンス・オーストラリア・フェア」(ADVANCE AUSTRALA FAIR)。国際試合などでよく耳にする「ワルチング・マチルダ」(WALTZING MATILDA)は国歌ではないが、国歌の「アドバンス・オーストラリア・フェア」とともに、「愛国歌」的な位置づけで、よく歌われています。
国花
国花は、アカシア科の「ワトル」。
オーストラリア全土に生育し、夏になると黄色の花をつけます。
人口
約21万人(2015年現在)
民族
約90%は、英国、アイルランドを中心とした、ヨーロッパからの移民です。
元々オーストラリアに住んでいた、アボリジニ等の人口は、全体のわずか2.2%です。
宗教
全体の約64%がクリスチャン、12%が無宗教(含む回答拒否)
言語
英語。ただし広く知られるように、「オージーイングリッシュ」(AUSSIE ENGLISH)と呼ばれる、独特のアクセント、言い回しがある。イギリス英語とアメリカ英語の中間的な英語とも言われています。
首都
キャンベラ。長い間オーストラリアの首都の座を、シドニーとメルボルンで争っていましたが、その決着がつかずに、妥協案として1908年にキャンベラに新しい首都を建設することが決定されました。
1913年より建設が開始され、1927年にキャンベラへ首都の移転が完了。
キャンベラは、オーストラリア連邦議会、政府関連施設などが中心で、人口も約33万人と少なく、金融・商業は、シドニー、メルボルン等が中心です。
教育
州によって若干の違いがありますが、オーストラリアでは、1~6年次が小学校にあたる「プライマリー・スクール・エデュケーション」 、7~10年次が中学校にあたる「ジュニア・セカンダリー・エデュケーション」になり、この10年間が義務教育となっています。
その後高校にあたるのが、11-12年次の「シニア・セカンダリー・エデュケーション」、その後3-6年間の「大学」、1-5年間の「専門学校」に進むことになります。
経済
2008年現在、世界的な、鉄鉱石、銅、石炭などの資源ブームによって、オーストラリアの経済は好調を維持しているといえるでしょう。